第59代 御殿場RC会長 豊山 篤

多様性で未来を拓く(ひらく)

第59代 御殿場RC会長 豊山 篤

平成16年3月に御殿場ロータリークラブに入会してから在籍20年を超え、現役会員の名簿では在籍年数で見ると真ん中より上に名を連ねるポジションとなりました。 

とはいえ、歴代の会長の会長ぶりを拝見してきた中で、自分の姿をその職に重ねた時に現実感が全くなく、それ故にこの年齢になって何か新しい自分と接することができるような、そんな楽しみも感じております。 

会長就任に当たりもちろん不安はありますし、皆様も不安に感じられていると思いますが、この1年間自分なりに、楽しんで、頑張って、努めていく所存です。 

それでは少し硬い話を。 

2025-26年度 RIのメッセージは、 

“UNITE FOR GOOD”(よいことのために手を取り合おう) 

であり、「ロータリークラブは、良いことのために団結する組織であり、この精神を、誇りを持って受け継いでほしい」と呼びかけております。 

そしてこのメッセージの下、国際協議会において、ロータリークラブの最も重要な資産は会員であり、最大の課題が会員増強であると示されました。2620地区においてもここ何年もの第一課題であり、御殿場ロータリークラブも無論例外ではありません。 

会員増強は単なる人数の拡大だけを目的とするものではなく、新たな仲間を迎えることでクラブのさらなる活性化を図り、より多様な視点や経験を取り入れることでクラブの質をさらに高めることができると思います。 

つまり、そこで会員増強に欠かせないのが多様性の尊重であると考えます。 

性別、年齢、職業、国籍、価値観など、これまでの考え方にとらわれず多様なバックグラウンドを受け入れることで、会員増強を伴ったクラブの発展が期待できるのではないでしょうか。2019-22年度の根上眞一クラブ研修リーダーの下、クラブビジョン策定委員会において多様性(ダイバーシティ)を担当した時に深く考えさせられたことを覚えております。それを改めて皆様とともに検討・推進して参ります。 

また、ロータリークラブを始めあらゆる団体には伝統と改革が不可欠ですが、昨今の御殿場ロータリークラブには、さまざまな要因からの必要性で強く“改革”が求められております。綿々と続く諸先輩たちの改革の流れをさらに推し進め始めているのが、2023-24斎藤年度・2024-25澁谷年度の挑戦であると自分なりに受け止めています。この流れをしっかりと引き継ぎ、少しずつでも確実な形にしていくことが本年度の役割のひとつだと考え、引き続き目に見える形としての提案をさせていただければと思います。 

来年度開催予定の60周年行事の準備委員会立ち上げの年度としての役割も確実に進めながら、また、10月には姉妹都市チェンバースバーグ市来訪時のウェルカム例会も企画しております。 

会員の皆様には多大なるお願いをする年度になるかと思いますが、ぜひとも絶大なるご協力を切にお願い申し上げます。